最近、物との感動的な出会いはあったか?
ここの所、街に出るたび、
何か自分の琴線に触れるような物はないかと
アンテナを張っている。
見るだけで顔がほころぶような、
いつまでも身につけていたいと思う心地よさがあるような、
みんなに秘密にしていたいほど大切さがあるような、
そんな特別な物を探してる。
というのは、
松浦弥太郎さんの『日々の100』を読んだから。
松浦弥太郎さんのこだわりの物が紹介されている本。
こだわりというと玄人ぽくてカッコつけすぎな物に思えるが、
その物との出会いが感動と、
そしてちょっとした照れと共に紹介されてる。
またその照れが良いエッセンス。
誰だってカッコよいものばかりに囲まれている訳でもなく、
きっとおばあちゃんがくれた変なキーホルダーとかが
実はいつも一緒だったりするでしょう?
その正直さがまた読んでいて気持ちが良い。
といっても、彼はアメリカで出会ったお爺様などちょっとレベルが高いのだけど。
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ついこの前、
友人からブックカバーを頂いた。
彼女の母がバッグを作った時、
余った革で作ってくれたらしい。
深いグリーンに
流れるような植物の柄。
みた瞬間飛び出した言葉は
「…素敵!」
私たちは持ち物も着るものも似てはいないが、
このブックカバーは、
彼女の母らしく、また彼女らしく、そして私らしくもあった。
何より、それを作る時に
私を思い出してくれたと思うと
非常に嬉しい。
さっそく、主人に薦められた本を包んで鞄に入れた。
日々の100にリストに追加しよう。
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